Improved Semantic Representations From Tree-Structured Long Short-Term Memory Networks


LSTMを利用したNNの構造は, 昨今の流行でRNN w/ LSTM という形で, 様々な構造情報が学習可能になる.

木構造を扱う上で, Recursive NNのような形でNNが事例が報告されている( Socher et al.,2014) 

この論文では 木構造に対するLSTMを利用したNNの提案である.
LSTMを利用し木構造に適したNNを構成(RNNの亜種と考えられる)することで, 既存手法に打ち勝った.
木構造は木構造としてNNを取り扱った方が良い というのが この論文の主旨.

素性エンジニアリングを頑張ってきた手法に対しても 打ち勝っていることから, NNの能力の高さに驚いた.
Recursive NN with LSTM のようなモデルも考えられるので,これとも比較するとどうなるかは気になる.

ただ, 現実問題はParsingの性能も加味する必要があるので,  難しいところである.

GloVeの次元数が300であるが, 高いほど能力が上がるのだろうか.
NNの初期値として既存の分散表現を利用する方法は 良いようだ.

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山本和英,
2016/02/24 18:33
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