「にゅーぷろっと」と読む人と「ぐにゅーぷろっと」と読む人がいる.
私は前者だが,周りは後者が多数派のようだ. たまに「がんぷろっと」と読む人もいる. GNUとは関係ないらしい. 基本的な使い方以下,gnupltのバージョンが4.4の場合.起動
端末上で
gnuplot と入力すればgnuplotが起動し, plot sin(x) と入力すればサイン曲線が描画される. 表示範囲を指定することもできる. plot [-3:3][-2:2] sin(x) 別のグラフを重ねて描画するには,replotを用いる. replot x**2-2 ,(カンマ)で区切ることによって,一度に複数描画することもできる. plot [-3:3][-2:2] sin(x), x**2-2 これまでのグラフは線で描画されていたが,他のスタイルで描画することもできる. 例えば, plot sin(x) with points とすれば,ポイントで描画される. その他のスタイルには
lines
linespoints dots impulses steps などがある. 対数軸
軸を対数軸に変更したい場合,各軸について
set logscale x set logscale y としてからplotする. 対数軸からもとに戻したい場合には set xlabel "X-Label"
set ylabel "Y-Label" としてからplot. " "(ダブルクォーテーション)の中身に表示したいラベル名. ' '(シングルクォーテーション)でもよい(以下同様). タイトル
図のタイトルを表示するには, set title "Graph Title" としてからplot. ただし,グラフ上部に表示される. 凡例ただplotしただけでは,凡例(デフォルトではグラフ中,右上に表示される)にはplotの後の文字列が出力されるだけである. この内容を変更するには,次のようにすればよい. plot sin(x) title "sinusoid" 凡例を表示したくなければ plot sin(x) notitle とすればよい. 凡例が表示される位置を変えたければ,例えば set key right bottom とする(この場合,右下に表示される.) keyの後に指定するのは以下の通り
データのプロット自分で入力した関数を描画するだけでなく,実験などで得たデータをプロットすることもできる. (というか,こっちが主たる目的である場合の方が多いか…) #x y 0.0 0.0 1.0 0.5 2.0 2.0 3.0 4.5 のような,空白文字で区切られた単純なフォーマットのデータがdata.txtという名前で保存されていたとする. このデータをプロットするには, plot "data.txt" smooth csplines ベジエ plot "data.txt" smooth bezier 区切り文字の変更
上記の例では空白文字を区切り文字としていたが,それ以外の文字を区切り文字として設定できる. csvファイルのように,(カンマ)区切りのファイルを扱うには, set datafile separator "," とすればよい. 画像ファイルとして出力
描画されるグラフを,画像ファイルとして出力するには,以下のようにしてからplot. pngで出力 set terminal png
set output "filename.png" epsで出力 set terminal postscript eps
set output "filename.eps" 終了
gnuplotを終了するには,
quit と入力する. 「グラフ描画ツール」に戻る |