フォロー類似度による Twitter 高次数ユーザの関係分析

マイクロブログの特徴

  • マイクロブログ(Twitter):ブログとSNSを組み合わせたサービス
  • SNS(FacebookやMixi):常に双方向の関係が成立
  • マイクロブログ(Twitter):双方向の関係だけでなく、片方向の関係も生じうる


目的

        人間関係により構築されるネットワーク上での情報拡散現象の解明・モデル化


分析

  • フォローネットワーク上で中心的な役割を担うと考えられる"高次数ユーザ"に着目
  • フォロー類似度による高次数ユーザの関係を分析
  • 累計200回以上 Tweet しているユーザのフォロー関係から、ユーザをノード、フォロー関係をリンクとした有向ネットワークを作成
  • コリンク率:各ノードのリンク全体に対する相互結合率を示す指標
    • 全てのノードと相互リンクしていればコリンク率は1
    • どのノードとも相互リンクしていなければコリンク率は0


結果

  • 低コリンクユーザ(高入次数かつ低出次数)
    • 著名人ユーザ(孫正義、宇多田ヒカルなど)
       → 著名人の日常生活や近況を共有できる
    • マスメディアユーザ(はてなブックマークなど)
       → 一方的に情報を発信している
  • 高コリンクユーザ(高入次数かつ高出次数)
    • 企業広告ユーザ(NHKやローソンなど)
       → 性質としてはマスメディア型のユーザ
       → 顧客からの意見を受け付ける窓口があるため、双方向関係になる
    • Twitter内著名ユーザ(学生、会社経営者、動画投稿者など)
       → 様々なユーザと相互結合を繰り返すことでネットワーク内で成長してきたと推測される


質問の時間

  • フォロー関係だけでなく、どんな内容をつぶやいているのかまで見るとどうか?
     → Tweet していないユーザの属性も調べるために、今回はユーザのつながりに着目した。

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