1.文構造文法に基づいた中国語文法資源CSSGおよびその特許分野での応用 2.関数型フレーズ文法に基づくベトナム語文構文解析プログラム開発 3.Problems for successful bunsetsu based parsing and some solutions 4.単語単位の日本語係り受け解析 5.シンボル細分化を定要した階層Pitman-Yor過程に基づく木置換文法獲得法と構文解析への応用 6.漸進的構文解析における長距離依存関係の同定 7.連体形複合辞に修飾された名詞句の係り受け解析 潮田 明(富士通研究所) 連体修飾節や連体修飾句を含む長い名詞句表現の構造解析は困難である。 構文的曖昧性は語句の意味を入れることで解消できる。 また、名詞句の構造解析にも意味が大きく役立つ。 今回は連体形複合辞に修飾された名詞句の係り受け解析を行う。 「AによるBのC」、「AにおけるBのC」など「連体形複合辞+AのB」となっているもの。 「連体形複合辞+[AのB]」となっているものと「[連体形複合辞+A]のB」とを分ける。 さらに、ターゲットを絞って係り受け関係の解釈によって文の意味が異なり、文脈、分野によらず係り受けが一意に決まるものを使用。 文を文節に分割し、 ①コーパス中の共起情報からどちらの名詞に連体形複合辞が係るかを判定。 ②相互情報量に基づく凝集クラスタリングを用いて意味クラスに分類、クラスに対して連体形複合辞の係り受け先を計算。 結果 「による」、「における」、「での」を使った文で評価。 構文解析器knpとCaboChaでは正答率は1割前後、手法①では3割~5割弱、手法②では9割以上。 ) 8.箇条書きをふくむ文書に対する構文解析 9.法令文書を対象にした並列構造解析 |