物理モデル理解と自然言語処理の総合による理科問題の回答

 稲邑 哲也、 横野 光
 国立情報学研究所

  1. はじめ
    • 「今現在起こっている実世界の状況や文脈などを参照したり、将来に起こるであろう事象を予測して回答することは困難であった。」
    • 「実世界の状況を画像を介して理解し、物理的な法則に従って変化する事象を物理シミュレーションによってモデル化し、将来を予測する技術の研究が必要となっている」
    • 自然言語処理だけでなく、物理の知識も必要である。
    • 物理の試験問題:
      • 問題文:自然言語処理の技術を用いる
      • 図  :物理モデル理解の技術を用いる
  2. 従来研究と関連
    1. 定性推論
      • 定性推論
        • 定性的に対象を理解し、取り扱うのが自然である。
        • このような人間にとって自然な推論の方法論を目指す電子回路を対象とした推論システムが開発された。
      • 定性物理学
    2. 情況の自然言語表現
  3. 図と文章の総合理解による物理モデル構築と将来予測シミュレーション
  4. 難しい問題の例
  5. ロボットが問題を解くということ
  6. 終わりに
  7. 自分の考え
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