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第3回 集合知シンポジウム

自然言語とコミュニケーション

3回 集合知シンポジウム

201222~3

 

始めて学会に行きました。時間的な理由で報告が全部参加できなかったが、勉強になりました。「集合知なんて面白いね」と思っています。

聞いた報告について、ちょっと考えました。自分の考えですので、ちょっと愚かだなと思います(笑)。

 

NLC2011-57 「情景写真へのテキスト書き込みを伴うインタビューによる行動知抽出法」 森 泰介・大澤 幸生

この論文の提案手法は、人が1枚の情景写真の中に写り込んだ対象へアノテーションを行い、経験を言語化し、対象間の論理的なつながりにより、経験の中に隠れた行動をシナリオとして抽出するものである。

この研究はいろいろな場面で応用できると思います。また、GoogleJapanBlogNASAの問題を思い出した。GoogleJapanBlogでは、いろいろな写真を提供して、読者が「どちらの方がおいしいか」を答える。確かに、この研究と同じ考え方かなと思います。

また、TopCoderでのNASAの問題を思い出した。その問題は、写真の中に車、家、ビルなどを判断する問題です。上の2つの問題と違います。しかし、NASAの問題の方はベースだなと思います。

 

NLC2011-58 「日本語版Wikipediaにおける執筆者の意図に着目した日中間の文化差検出手法の検討」 吉野 孝・宮部 まい

んんん、留学生の私にとってはこの研究のテーマが面白かったね。発表した先生もすごかったね。

この研究は、Wikipediaでの「日本では」と「中国では」の単語を検索して、得られた項目リストを中国人留学生で確認した研究手法です。

ですが、ちょっと問題点があります。中国は一番大きな国で、言語も文化も、中国の中でも違うことは間違いありません。従って、日本と中国との文化差なんて、ちょっと難しいね。日本のお茶を例とする。日本のお茶は北京のお茶と違いますが、香港と同じかもしれません。

この研究についてちょっと考えました。Wikipediaでの「日本では」と「中国では」の単語ペアを検索する結果があまりないかもしれません。よって、Wikipediaでの日本もあり、中国もある概念を検索して、得られた概念の定義を比較して、「文化差」を抽出します。この手法も問題点がありますね。(日本にしかないものか、言葉のずれか...)

しかし、概念の定義を比較して、「ずれ」を抽出する問題を解決できるか?この問題は機会学習で解決できるか?まだ分かりません。

また、文化差のサイトがあるか?留学、旅行する際に是非参考したいと思っています。

 

NLC2011-59 「マイクロブログマイニングの現在」 奥村 学

この講演のおかげで、「マイクロブログマイニング」ということをちょっと触った。面白かった。もっと調べると思っています。

 研究なんて、理論的なことだけではなく、実際に応じて、実現できる研究の方だ。Twitterなどのマイクロブログの発展は3,4近年だが、マイクロブログマイニングの研究がいっぱい出て行きます。反省しました。

 

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