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年次報告(平成26年度)

長岡技術科学大学 電気系 自然言語処理研究室の平成26年度(2014年度)の研究活動の概要を報告します。

研究室構成員

研究室だより

今月だけで6件も表彰されました (2015.3)

今月上旬から中旬にかけて、本研究室および所属学生に対して立て続けに6件の表彰がありましたのでご報告します。大変光栄であると同時に、こんなことは過去に全く例がないので大変驚いています。
最初の2件は研究内容に対するもので、特に言語処理学会年次大会の若手奨励賞は対象174件中4件のみ受賞するという大変名誉な賞です。次の3件については大学における学生の教育研究活動が優秀であるとして授与されたものです。最後の安全衛生優良研究室は、研究室の安全面、及び良好な作業環境であることに対して評価されたもので、今年度は全学研究室の中から3研究室が選ばれました。

言語処理学会 年次大会若手奨励賞
岡田 正平 「評判分析における品詞情報と意味類型情報の有効性比較」 

情報処理学会 大会学生奨励賞
梶原 智之 「日本語の語彙平易化システムの構築」

電気学会東京支部 電気学術奨励賞
竹野 峻輔

平成26年度 長岡技術科学大学 学長表彰
竹野 峻輔

平成26年度 長岡技術科学大学 電気系長表彰
梶原 智之

平成26年度 長岡技術科学大学 安全衛生優良研究室
自然言語処理研究室


学術論文が掲載されました (2015.3.15)


昨年11月に採録されていた下記の学術論文が学会論文誌に掲載されましたのでご報告します。ありがとうございました。


梶原 智之, 山本 和英. 語釈文を用いた小学生のための語彙平易化. 情報処理学会論文誌, Vol.56, No.3, pp.983-992, 情報処理学会 (2015.3)


国際会議に2件採録されました (2015.3.8)

5月にインドネシア・バリ島で開催される国際会議 PACLING 2015 (The 2015 Conference of the Pacific Association for Computational Linguistics)に、本研究室から下記の2件の論文が採録されましたのでご報告します。
  • Hiroshi Matsumoto and Kazuhide Yamamoto. The Effect of Paraphrases in Statistical Machine Translation System
  • Shuji Hayashi and Kazuhide Yamamoto. Detecting Japanese Character Conversion Errors for Proofreading Insurance Documents
PACLING はアジア太平洋地域で隔年開催される自然言語処理(計算言語学)の国際会議で、本研究室からは PACLING 2013 (東京)で1件発表して以来、2回連続の採録になりました。ありがとうございました。


日本経済新聞に掲載されました (2015.2.18)

日本経済新聞(新潟経済面)に本研究室の研究成果が掲載されましたのでご紹介します。

事では、梶原君が行った語彙平易化について、システムを開発して日本で初めて公開したことが紹介されました。また、本研究室も参加して進めている「やさしい日本語」プロジェクトについても紹介されました

ここで紹介された自動語彙平易化システム(SNOW S3)は、 
で公開していますので興味のある方はぜひご覧ください。






テレビ番組の撮影がありました (2015.2.7)

長岡市のケーブルテレビ局エヌ・シィ・ティの番組「テクノ探検隊」の撮影が本研究室で行われました。

この日の撮影では、人工知能をテーマにして小学生の子供たちにやさしく説明し、また体験してもらうようなデモを行いました。準備が大変でしたが子供たちには喜んでもらえたようです。

なお、副学長ブログによると、本番組は全国のケーブルテレビ約40局(約200万世帯)に配信されているそうです。放送は3月14日(土)から1か月間ですので、視聴可能な方はぜひご覧ください。



学術論文1件が採録 (2014.11.13)

本研究室から投稿していた学術論文1件が採録されましたのでご報告します。ありがとうございました。
  • 梶原 智之, 山本 和英. 語釈文を用いた小学生のための語彙平易化. 情報処理学会論文誌, 情報処理学会 (2014.11.13採録)


学部3年生4名が研究室配属 (2014.11.12)

学部3年生の猪俣 慶樹君、須戸 悠太君、三上 侑城君、Nguyen Van Hai君の4名が本研究室に配属されました。昨年度と同様に4名の配属となり、ベトナムからの留学生1名も配属されました。この配属によって、本研究室の学生数は15名となりました。
今後の彼らの活躍に期待したいと思います。


国際会議に1件採録 (2014.9.22)

12月にタイ・プーケットで開催される国際会議 The 28th Pacific Asia Conference on Language, Information and Computing (PACLIC 28) に、本研究室から1件の論文が採録されましたのでお知らせします。
  • Tomoyuki Kajiwara and Kazuhide Yamamoto. Noun Paraphrasing Based on a Variety of Contexts. Proceedings of The 28th Pacific Asia Conference on Language, Information and Computation (PACLIC 28), (2014.12)
PACLICはアジア太平洋地域の自然言語処理関連の国際会議で毎年開催されています。本研究室からは 2007年(2件), 2008年(2件), 2010年に続く4回目(6件目)の採録になります。ありがとうございました。 


交換留学生のガマール君が配属 (2014.9.1)

ベネズエラの留学生である Gamar Ivan Azuaje Suarez君(ガマール君)が本研究室に配属されました。彼はシモンボリバール大学の学生で、両大学間の学術交流協定に基づく正規交換留学生として本研究室に1年間滞在します。本研究室学生で初めてのスペイン語話者ですので、それを活かした研究活動を行っていきたいと考えています。今後の彼の活躍に期待します。

夏イベントその1:研究室公開を行いました (2014.8.9)

今年度のオープンキャンパスに本研究室からも参加しました。今年の開催日は台風の上陸日と重なって天候が心配されましたが、幸い大雨が降ることもなく、無事に終了することができました。心配された参加者数も昨年度並みでした。

今年は5人の研究室学生が協力してくれ、昨年と同じ会場でパネル展示とデモを行いました。当日見学して学生の話に耳を傾けていただいた多くの方々に心から感謝します。

本研究室ではこれからもオープンキャンパスに参加して研究室の活動を少しでも多くの方々に知っていただくよう努力していきます。


国際会議に1件採録 (2014.7.7)

10月にマレーシアのクチンで開催される the International Conference on Asian Language Processing 2014 (IALP 2014)に、本研究室から下記1件の論文が採録されましたのでご報告します。


この会議はアジア諸言語の言語処理を対象にした国際会議で、本研究室からは2年前に続いて2回目の採録となります。本研究室では今後も積極的に国際会議への投稿を続けていきます。


外部発表

学術論文
  • 梶原 智之, 山本 和英. 語釈文を用いた小学生のための語彙平易化. 情報処理学会論文誌, Vol.56, No.3, pp.983-992, 情報処理学会 (2015.3)
国際会議
  • Tomoyuki Kajiwara and Kazuhide Yamamoto. Noun Paraphrasing Based on a Variety of Contexts. Proceedings of The 28th Pacific Asia Conference on Language, Information and Computation (PACLIC 28), no page numbers (2014.12)
  • Shohei Okada and Kazuhide Yamamoto. Semantic Type Disambiguation for Japanese Verbs. Proceedings of the International Conference on Asian Language Processing (IALP 2014), pp.6-9 (2014.10)
研究会
  • 梶原智之, 山本和英. 日本語の語彙的換言知識の質的評価. 信学技報, Vol.114, No.366, NLC2014-37, pp.43-48 (2014.12)
  • 梶原智之, 山本和英. 高頻度語は平易語なのか?. NLP若手の会 第9回シンポジウム, (発表P02) (2014.9)
  • 竹野峻輔, 山本和英. Simple English Wikipedia記事との内容対応付けによる日本語Wikipedia記事の短縮. NLP若手の会 第9回シンポジウム, (発表P09) (2014.9)
大会
  • 梶原 智之, 山本 和英. 文脈の多様性に基づく名詞換言の評価. 人工知能学会第28回全国大会, 3I4-3 (2014.5)
  • 梶原 智之, 山本 和英. 日本語の語彙平易化システムの構築. 情報処理学会第77回全国大会, Vol.2, pp.167-168 (2015.3)
  • 小西 慶和, 藤田 直哉, 中島 陽子, 本間 宏利, 山本 和英. 高専関連報道記事を活用した活動情報の獲得と分析. 言語処理学会第21回年次大会, pp.617-619 (2015.3)
  • 山本 苑美, 小西 慶和, 中島 陽子, 本間 宏利, 山本 和英. 高次脳機能障害スクリーニング検査支援ツールの開発. 言語処理学会第21回年次大会, pp.668-671 (2015.3)
  • 梶原 智之, 山本 和英. 日本語の語彙平易化評価セットの構築. 言語処理学会第21回年次大会, pp.501-504 (2015.3)
  • 岡田 正平, 山本 和英. 評判分析における品詞情報と意味類型情報の有効性比較. 言語処理学会第21回年次大会, pp.497-500 (2015.3)
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